丁寧になど生きられぬ

ざっくり暮らす お気楽子育てライフ

東山に上ったら意外な場面に出くわした話

将軍塚青龍殿の舞台からの眺め

こんにちは。

 

先週末に京都の東山に登ってきました。

 

京都歴が浅く、東山と言えば清水寺くらいしか知らないブログ主は、東山にハイキングルートがあることも最近まで知らず、テレビで見て知った「将軍塚青龍殿」という場所に一目ぼれして、とりあえず登ってみることにしました。

 

しかし、道中には思わぬ難敵が・・・つづく

 

 

もくじ

 

 

ルートの概要

四条河原町→八坂神社→長楽寺→登山道→将軍塚青龍殿

ヘタレなブログ主が写真を撮りながらゆっくり歩いて50分の道のりでした。

 

バスも出ているので、さくっと展望だけを楽しみたいという方に便利です。私達は帰りだけバスを利用しました。

 

旅の起点でさっそく寄り道も可!

旅の起点は阪急河原町駅からです。四条通を八坂神社の方に向かい、八坂さんを南から迂回するかたちで山の方を目指します。

 

四条通河原町のあたりは、通り沿いにお店が並び、京都の活気を感じられる場所です。さらに、山を登るまでの間には祇園、八坂神社、円山公園と京都の人気スポットが目白押しなので、この辺りで寄り道をしてもいいですね。

 

さて、河原町で買い物をして、美味しい物を食べてお腹がいっぱいになったら、もう山登りなんてめんどくさくなっちゃうので、その時は潔く帰りましょう。

 

あ、山に行かないままブログが終わってしまう。

 

ということで、よき登山者の皆さんは河原町近辺で遊ぶのはほどほどにして、山の方へ向かいましょう!

 

いよいよ山歩きスタート

八坂神社を過ぎ、円山公園の横を抜けてまっすぐ進むと、突き当りに長楽寺というお寺があります。

 

せっかくなのでここでも寄り道してOKですが、ハイキングルートの入り口はこのお寺の門の手前を左に曲がったところにあります。

 

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長楽寺の手前を左に折れて、最初の角を右です。写真右側の白壁が長楽寺の塀です。 

 

登山ルートそのものは決して険しい物ではありません。ヘタレのブログ主でもサクサクと上ることができました。登山というよりは裏山探索って感じですね。

 

ただし、緑のトンネルルートは山の中腹辺りまで。尾根に近づいてくると、景色が一変しました。

 

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道をふさぐ倒木が多数ありました

2~3週間前に関西地方を連続して襲った台風の被害で、多数の木が倒れたのです。

 

この辺りはまだところどころルートがふさがれているだけでしたが、さらに先は森ごとなぎ倒されていました。

 

ごっそりと倒された森

開けた場所では森ごとなぎ倒されていました。

前回の台風がいかにすごい威力だったかがわかるかと思います。まあ、あの台風で関空が使えなくなったおかげで私の帰国日程もずれ、名古屋経由になったんですけどね。

 

倒木を乗り越えたり迂回したりしながらの山登りでしたが、危険を感じるほどのことはなく、普通の里山探索がちょっとしたアドベンチャーになってラッキーという感じでした。個人的には結構楽しめましたよ。

 

 ついに頂上

山道を登り始めて20分ほどで尾根に到着です。アスファルトのバス通りに出たら、左に曲がった突き当りの門をくぐってください。門には青蓮院門跡と書かれていますが、ここで間違いありません。

 

バス通りはちょうど尾根を通っているので、駐車場から東に山科の街並みが見えました。写真を撮っていなかったようです。残念。

 

将軍塚青龍殿の拝観

門をくぐると正面に見える建物で青龍殿の拝観、舞台の見学の受付をしています。

 

拝観料は大人500円です。

 

青龍殿の裏にある舞台からは京都が一望できます。

京都市街地遠景

中央には御所が見えています。左奥の緑は二条城。

このパノラマは清水寺とは比べ物になりません。汗をかきかき登ってきたかいがありました。

 

清水寺は現在改修中で舞台に入れないこともあるそうなので、京都の大パノラマを楽しみたいのであれば、断然こちらがおすすめです。

 

木製の舞台のほかにも、コンクリート製のタワー型の見晴らし台もあり、こちらも登ってみる価値があります。舞台の方からは山の陰になって見えなかった京都の南側の街並みを臨むことができますよ。

 

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その他、青龍殿の前にあるド根性松や出口に向かって続いている日本庭園と枯山水もなかなか見ごたえがありました。

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紅葉シーズンには庭園内がライトアップされるそうです。

 

公式webサイトはこちら

www.shogunzuka.com

 

 

 

ところで将軍って???

京都の歴史に全く詳しくない私は、「将軍って徳川家の誰かなんかな?」と思っていたのですが、どうやら時代は桓武天皇の御代にまでさかのぼり、将軍とは坂上田村麻呂のことだったようです。

 

徳川家関係なかった・・・

 

 

しかも、埋められているのは坂上さん自身ではなく、その土偶。つまり本当のお墓ではなく、象徴として京都の町を見守っていてねという趣旨で作られたものだったようです。知識ゼロでの登山だったため、勉強になりました。

 

帰路はバスで

青龍殿前からは1時間に1本の頻度でバスが出ています。歩いて下りるのがつらい場合は、これに乗って降りるのもいいかと。私たちはもちろん乗りました!

 

蹴上、三条大橋などを経て四条河原町まで戻ってこれます。

 

京都一周トレール

青龍殿までの道を含む登山道は、京都一周トレイルに含まれているので、このまま伏見の方へ下って行ったり、蹴上方面に下りて哲学の道を散策するルートに出ることもできます。

 

京都一周トレイルについてはまた書いていきたいと思います。

 

おまけ

この日は春日大社のお祭りだったようで、西院のあたりでお祭りの行列を見ることができましたよ。

 

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それでは、また。