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子育てファミリーにカーシェアはアリ?

皆さんの中で、レンタカーは使ったことがあるという方は多くても、カーシェアリングサービスを使ったことがあるという方は、まだ少ないのではないでしょうか?

 

私たち夫婦は、私の妊娠を機に車を持つかどうかを話し合いました。その結果、マイカーを持つのではなく、シェアサービスを利用することを選びました。

 

カーシェアに関するレビューは、すでにいろいろな方がされていますので、今回は子育て中の家庭、とくに乳幼児がいる家庭での使い勝手をレビューしていきます。

 

 

結論から言うと、子育て世帯のカーシェアサービス利用は「アリ!」です。おすすめします!

 

はい。結論出ちゃいましたね。お子さんのお世話で忙しいママさん・パパさんは、もうこれ以上読み進まなくても大丈夫!

 

ブログを読む代わりに、1分でも長く寝てください。育児は体が資本です!!はい。

 

さて、お時間と体力が許す方はもう少しお付き合い願います。ここからは、「なぜお薦めなの?」の部分に迫っていきますよ。

 

ちなみに息子が2歳を過ぎて、私が第二子を妊娠してからのカーシェアレビューの記事もあります。お時間が許す方は、こちらもどうぞ!

【レビュー】カーシェアサービス(2人目妊娠中) - 丁寧になんて生きられない!

 

目次

 

1.お勧めの理由

メリット1:安くつく

「安い」という言葉は、それだけでも魅力的ですが、「安くて良いもの」だとなお良いですよね!

 

私は、カーシェアは多くの人にとって安くていい選択になり得るんじゃないかと思います。

 

車にかかる費用は、毎年かかってくる維持費だけでもざっと40万円ほどといわれています。

↓とある銀行の試算です。ご参考まで。

www.sihd-bk.jp

 

例えば、中古で130万円のコンパクトカー買って、5年で乗り換えた場合、先ほどの諸経費を合わせると5年で330万円かかります。それを1年ごとの費用として換算すると、年間費用は66万円ほどです。

 

一方で、カーシェアで1年に66万円使うと、どれくらいのことができるのでしょう?

 

私が利用しているタイムズカーシェアの場合で試算してみました。利用する車種は、一番一般的なベーシック(ソリオ、デミオなど)と呼ばれる車種です。

 

まず、初期費用と最初の3カ月の月額使用料は、マルイのエポスカードがあれば特典で無料になります。私はエポスを持っていたので、他の割引サービスを調べませんでしたが、もしかしたら皆さんがお持ちのクレジットカードにも、同様の特典があるかもしれません。また、この特典を使わなくても、個人会員・家族会員は乗った月は月額使用料はかかりません。

 

さらに、乗車に応じてたまるTCPポイントと呼ばれるポイントを100ポイント貯めた場合も、月額使用料は無料になります。カーシェアは乗らなくてもお金がかかるといわれがちですが、普通に使っている人に対しては、基本料金はかからないように設定されています。

 

利用例1:買い物に3時間利用

車両料金:2,640円

合計:2,640円 → 250回分

 

例2:往復100キロのお出かけで8時間利用

車両台:6,050円(6時間パック+2時間)

距離料金:1,600円 ※1

安心保障サービス:330円 ※2

合計:7,980円 → 82回分

 

例3:1泊旅行で200キロ利用(給油1回)

車両料金:14,190円(48時間パック)

距離料金:3,200円 ※1

安心保障サービス:330円 ※2

給油割引:-440円(給油1回) ※3

合計:17,280円 → 38回分

(料金はすべて2020年9月時点)

 

ざっくりとした計算ですが、結構な回数になりますよね。マイカーを購入したとしても、こんなに使わないのであれば、カーシェアがお薦めです。

 

※1距離料金:6時間以上の利用で、走行距離に対して課金されます。 

※2安心保障サービス:万が一事故を起こし、車を次のサービスに回せない状態になったときの補償金(ノンオペレーションチャージ)や、タイヤのパンク、レッカー代金などを保証してくれるサービスです。任意なので、運転に自信があれば不要です。(一般的な保険は利用料に含まれます) 

※3給油割引:給油を1回する度に、30分ぶんの料金の割引が受けられます。

 

メリット2:手間が減る

マイカーを持つと、車のメンテナンスや税金、保険のことなど、シーズンになると考えなければいけないことがあります。

 

でも、カーシェアならメンテナンスなど必要なことはすべてカーシェアの会社がやってくれるので、面倒が一切ありません。

 

乳幼児のいる家庭は、それでなくても忙しいので、必要な時に乗るだけで、手間や煩わしい手続きがないのは、メリットが大きいと思います。

 

メリット3:人数に合わせて車を選べる

車を買うときに一番悩むのは、どのタイプの何人乗りの車にするかということだと思います。

 

普段は3人しか乗らないからコンパクトカーでいいけど、下の子ができるかもしれないし、たまに親せきや友人を乗せることを考えたらミニバンにしたほうがいいの?というのは、多くの子供のいる家庭の悩みではないでしょうか?

 

カーシェアなら、その日の旅の目的や乗車人数に合わせて最適な車を選ぶことができます。

 

たとえば、私たちが普段使っているのは、スズキのソリオという車です。 屋根が高く、スライドドアなので、チャイルドシートを乗せやすく、さらに、ラゲッジスペースの開口部も広いので、荷物やベビーカーが乗せやすい、ファミリー向けのコンパクトカーと言えます。

 

この車の定員は5人ですが、後部座席にベビーシートを設置すると、後ろに大人が2人のるのはかなり難しくなります。5人乗っても法律違反にはなりませんが、10分ほどの移動ならまだしも、遠方への移動となると、余裕をもって大き目の車を借りたほうがいいでしょう。

 

カーシェアの場合は、料金は少し高くなりますが、もう一回り大きな車、または定員の多い車も借りることができるので、その日の乗車人数に合わせて最適な車を選ぶことが可能です。これはマイカーには無い大きなメリットだと思います。

 

確定していない子供の数や、たまにしか乗らない親せきや友人のことを考えて大きい車を買うより、カーシェアでその日のお出かけの目的に合った車を選ぶほうが、絶対にお得で安全だと私は思います。

 

2.カーシェアのデメリット

チャイルドシートの問題

私が利用しているタイムズカーシェアは、乳幼児用のベビーシートやジュニアシート(一般的にチャイルドシートと呼ばれる子供用の椅子)の装備がありません。小学生くらいから使えるブースターシートのみ、ラゲッジスペースに置いてあります。

(ブースターシートとは、身長140cmに満たない子供を座らせる、座高をかさ上げするためのシートです。背もたれはなく、シートベルトも車に付いているものを使います。)

 

ですから、チャイルドシートは各家庭で準備しておく必要があります。その際には、車内に据え置きできないことを念頭に置き、重さやサイズ、取り付けやすさを慎重に選ぶ必要があるでしょう。

 

わが家ではベビーカーとセットになったベビーシート(「ベビーカー トラベルシステム」で検索するといろいろと出てきます)を購入し、駐車場で車の後部座席に乗せ換えています。慣れればベビーシートの装着は1分もかからずにできますよ。

 

心理的負担

たまにしか車に乗らないことで、運転の腕が落ちたり、借りている車を傷つけてしまうことを心配する方も多いと思います。

 

実は、私も最初はそうでした。そのため、初めのころは数時間の短いドライブで運転の勘を取り戻したり、万が一事故や脱輪を起こしても追加料金がかからない「安心保障サービス」に必ず入るようにしていました。

 

私の場合は、海外からの帰国後で、「どうしよう!走る車線が反対だ!」という状態からのスタートでしたが、数回乗れば慣れました。

 

しかも、実際に利用してみると、カーシェアの車は様々なアシスト機能が付いているので、それまで乗っていた車より快適だったくらいです。苦手だったバックでの車庫入れも、バックモニターとバックセンサーのおかげで、自信を持てるようになりました。

 

衛生面の心配

今はwithコロナ時代ですから、車内の衛生状態が気になりますよね?

 

私が使っているタイムズの場合は、車内には2本のスプレーが常備されています。1本は、消臭スプレー(除菌効果もあるようです)。もう一本は、コロナの感染拡大後に設置されるようになった除菌がメインのスプレーです。

 

ちなみに私は、コロナの前からハンドルなどはウエットティッシュで拭いていました。ハンドルを握る手って、汗ばみますからね。今は、ハンドル周りのボタン類も一緒に拭いて、気になるときは手に消毒ジェルも使っています。

 

ちなみに、車内の清掃は、カーシェア会社のほうで月に数回してくれているみたいです。

 

タイムズカーシェアを含め各社の清掃に関する記事がありましたので、載せておきますね。

安全か? 利用者間で使う「カーシェア」のコロナ対策は? 大手各社の消毒事情で違いも | くるまのニュース

 

駐車場までに距離

ここまでに書いたデメリットは、使う人の工夫次第でどうにかなるものですが、利用者がどうにもできない唯一のデメリットとして駐車場の立地があります。

 

カーシェアの駐車場が近くになるかどうかは、運次第です。

 

うちの場合は、徒歩5分圏内に3カ所(4台)あり、恵まれているほうだと思います。家から電車の最寄り駅までは10分ちょっとかかりますが、夫も私もそれを苦に思ったことはありません。でも、カーシェアの駐車場となると、5分以上離れるだけで、「遠いな」という感覚が出てしまうと思います。

 

実際、徒歩5分以上10分以内の駐車場は、近くに空きがない時以外は使ったことがありません。

 

利用にあたっては、徒歩5分圏内に駐車場があるかどうかぜひ確認を!それ以上の距離の場合は少し覚悟が必要です。

 

3.使い方のコツ

 月額利用料金を無料にしよう

 メリット1でも書いた通り、タイムズカーシェアの場合は、2つの方法で月額基本料を無料にできます。

 

1.マルイのクレジットカード「エポスカード」の専用サイトからの申し込みで、初期費用と3か月分の月額料金が無料。他のクレジットカードやメンバーズサービスでも同様のサービスがある可能性がありますので、ぜひ確認してみてください。

 

2.利用した月は月額基本料は無料。

 

さらに、利用に応じてたまるTCPポイントといわれるタイムズカーシェアの独自ポイントを100ポイント貯めて、会員のグレードを「ステージ2」に上げれば、利用のない月も月額料金が無料になります。

 

100ポイント貯めるには、

・検定(カーシェアルールの確認テスト)に受かる(30ポイント)

・8回乗車し毎回アンケートに答える(32ポイント)

・3回給油する(9ポイント)

・300キロを無事故で走る(30ポイント)

 くらいを達成できれば大丈夫なので、普通に使っていれば、そのうちに乗らなくても月額基本料が無料のステージに行けると思います。

 

もし、100ポイントを達成できずに月額使用料が発生してしまう場合は、ほとんど車に乗らない生活をしていることになるので、カーシェアの利用自体を見直したほうがいいかもしれません。

 

6時間以内の利用を活用しよう

 タイムズの場合は、6時間以上の利用には距離料金が加算されます。

 

これは、予約ベースではなく、実際に乗っていた時間ベースで計算されるため、7時間予約して、5時間半しか乗らなかった場合は、距離料金は付きません。(実際には6時間15分までを6時間と計算しているようです。)

 

しかし、実際に利用した時間が6時間を超えると、それまでに走った距離に対する距離料金を請求されます。つまり、6時間15分利用して100キロ走った場合は、1600円が加算されます。

 

6時間をまたぐ利用は、数分の違いで大きな差が出てくるので、注意が必要です。

 

コンパクトカーから始めよう

私が利用しているタイムズのカーシェアでは、車種ごとに利用料金が違います。私が普段利用しているベーシッククラスの車種には、軽自動車とコンパクトカーが含まれています。

 

運転に慣れないうちは、大きい車は怖いと思って、軽自動車を選択したいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも子連れの場合は、ベビーカーを積み込んだり、後部座席にベビーシートを付けますし、車内でおむつ替えや着替えをする可能性もあるので、コンパクトカーがお薦めです。

 

 まとめ

乳幼児のいる家族に、カーシェアサービスはアリ!!

 

一番のボトルネックは「駐車場が近くにあるか」ですが、それさえクリアできれば、他のデメリットは利用者の工夫でカバーできます。

 

月額基本料は、普通に使っていれば無料になるように設定されています。それでも基本料が発生してしまう場合は、ほとんど車に乗らない生活をしておらず、そもそもカーシェアサービスが不要ということ。

 

退会はいつでもできます(年縛りの契約ではない)ので、一度利用してみて実際の利用頻度を確認してみるのもいいかもしれませんね。